何やってんだろ。 篠塚も吉開さんも心配して言ってくれてるのに 自分の我が儘でまた余計に心配させて…。 「ゲホッゲホッ…!」 「ほら、もう早退決まり!俺が言っとくから!な?」 「…ああ、悪い。頼んでいいか?」 「おう!気をつけて帰れよ」 俺は鞄を持って教官室から出た。