数十分後、車を飛ばして篠塚の待つ居酒屋に俺も着いた。 暖簾をくぐると入口近くの個室に誘導された。 「烏龍茶おかわり~~」 つまみ片手にジョッキを飲み干す篠塚 あ、もちろん中身は烏龍茶ね。 「あ、俺も烏龍茶」 注文を一通り頼んで店員は個室から離れた。 「…で、何?」 俺がそう聞くとやつは何故か笑った…。 「立場逆転…(笑)」 「………」 俺もお前に相談する日が来たか~~…だと。 まぁ確かに… 此処はいつも俺が篠塚に相談する集合場所だったからな。 逆になるなんて俺だって考えてなかったさ。