「んでどんな話なんだよ。」


俺はとりあえず聞くと言う
いつものパターンに入った。


「大人はさ、
結果を出しなさい
ってよく言うだろ?」

「んー。
まぁテストの時
とかはなぁ。」

特に普段赤点
ギリギリの俺は
親に耳にタコが
出来るほど言われる。


…でも成績優秀のお前は
そんな話を気にすること
ないんじゃないか?


と思いつつ俺は
ストローで紅茶を
特に意味もなくかき混ぜた。