逃げるにも腹部の激痛で動く事も出来なかった。 勇太郎は殺された…勇太郎の携帯からメールしたんだ。血のついた包丁がなによりの証拠... その男は包丁を振り上げた。 やだッッ死にたくない!! 助けて!!助けて!!! 私は目をぎゅっとつぶった。 「…大丈夫だよ……」 隣から聞き覚えのある声…懐かしい…… 私はそっと隣を見た。 「…………琴美………」 .