「かわいそうだろ」 「いいじゃんッッ!!気持ち悪いんだもん!!……………ぎゃっ!こっち来た!」 その羽アリは地面をはいずりながら近寄ってきた。だいぶ弱っているらしい………ヨロヨロしていた。 「来ないでっ!!」 重い大きな石を両手で持ち上げて投げつけようとした瞬間に……バランスを崩してしまい、誤って羽アリを踏み潰してしまった。 .