その日の夜 部屋で一人漫画を読んでいると ズッ…ズリー..... ズッ…………ズリー… 足を引きずるような音が戸の向こう側から聞こえました。 どう考えても家族ではありませんでした。 ましてや今は夜の12時30分.僕以外に起きているはずはなかった。 不気味な音に僕はたまらず電気を消して布団を被りました。 ズズ....ズリィー.... ズリー..ズリー.... 音が僕の近くまで迫って来ました。 僕は目を固く閉じました。 .