それから2年たった わたしは偶然駅で真理子をみかけた。 でも痩せこけてボーっとしていた。 生気を失っているかのように、目はうつろだった。 真理子にはまだ二体の霊がついていた。 その二体の霊は私を見つけると、ニャッと目を見開き、口をがぱぁっと開けて笑った。 やっと捕まえた そう言わんばかりにね… いったい真理子は彼らの何を盗んだのでしょう… .