「…夢じゃなかったんだ」 私はその場にしゃがみ込んだ。 「お客様 これをどうぞ」 係員が毛布を渡してきた。 「どういう事なんですか!何か知ってるんじゃないんですか!?」 あずさはキレ気味に若い男の係員に歩みよった。 「すいません…ここ数年毎日601 501 401 301 201 101のお部屋をご利用されたお客様は夜部屋を使えないと……苦情がでておりまして…実は……」 若い男の係員が言おうとしたその時 .