あっという間に、一樹が旅立つ前日になった。


同居してからも、一樹はとても忙しそうだった。


留学の手続きってそんなに大変なの?って思うくらい。


先に私が寝ることの方が多かった。


でも朝起きたら、一樹が抱きしめてくれてるんだ。


まだ寝てる一樹の頬にキスするのが、最近の私の日課。


同居して良かったって思える瞬間なの。


今日はデートする日。


弁当作る為に早めに起きて準備をした。


もちろん一樹にキスしてから。