「だってさ・・・しょうがねぇじゃん。 あんなこと、訊いたんだ。 まさか・・・あっこが あんなに苦しんでるとは思わなかったから」 あの夜。 オレは、訊いてしまった。 ハルに話したいことがあって。 ハルの部屋に言って。 その時。 あっこが、ハルに泣き言を言っていたのを。 声が少しかれていたから、 泣いていたのは直ぐに分かった。 そして、泣いた原因は、オレにあることも。