オレの声は上ずっていた。 喉がからからに渇く。 なんで・・・鳴海が?? 「俺もよくわかんねぇけど・・・ 昨日から、いるらしい。 楽が言ってた」 先輩が・・・亜子の家にいる。 ハルは笑って「大丈夫だって」と呟いた。 オレは曖昧に笑う。 空が、急激に翳っていくような気がした。