路地を曲がった。 あと5分くらい歩けば、家が見えてくる。 夜に買い物なんて久々だけど・・・ たまには、いいかもなぁ。 あたしが思わず、笑みを漏らした時だった。 ドンッッと、細い路地を曲がってきた誰かに、 ぶつかった。 あたしは跳ね返るようにして、転ぶ。 袋の中のジュースとクッキーが、道路に散らばった。 「・・・ったい!!」