幼なじみな僕ら。

私はずっとずっと爽のことを好きだったの。





でも、爽はずっとずっとあっこのことが好きで。


でも、あっこはそれに気づいていない。



もう、耐えられない。



どうしてあたしだけ・・・こんな、苦しいの??

板ばさみに、なっちゃうの??







「あっこは・・・酷いよ」









あっこは、黙り込んだ。



私からの視線に逃れるように、床を見つめる。


私はそんなあっこを、じっと見つめる。








「あたしは・・・そんなつもり、全然なくて・・・。あたしが実羽の恋愛邪魔してるなんて・・・思いもしなくて・・・」