月に、想う LAST LETTER


そういえば、最後のわがままもう一つあったね。

でも、見上げなくてももう気付いてるよ。


そう、今日の月はきっと……




ゆっくり、目を上げる。

黒く透き通った雲一つ無い夜空に輝く十五夜の月。

彼女の笑顔によく似た明るい月の光が僕を照らし、優しく微笑んでいた。




《End》