月に、想う LAST LETTER


お洒落なリースが飾られているガラスの扉を開き、静かな通りへと足を向ける。

冷たい風が頬を掠め、擦りすぎた瞼(まぶた)の熱をさらっていく。


一、ニ歩。

立ち止まり、目をつぶった。



見上げなくても、分かる。

さあ、当ててみようか。