胸が圧迫されるように ざわめきました。 「…なんで?」 怪訝な顔で姫を見据えると 姫は何食わぬ顔で つぃと視線をそらしました。 「別に…。」 本当に 大したことないような 顔をしたけれど 私はもっと追求しました。 「だから、何さ…?」 知ったら傷つく話だよね、それ。 口には出しません。 傷つくと知ったところで 聞くまでです。 「別になんでもないから。」 ***