スキンシップ禁止令も 忘れたわけではなかったけど 私はかすれた声で 説明しました。 「噂で…」 あくまで噂だけど 自然消滅をささやかれていた あの2人が 熱々なんじゃない? なんて噂を聞いて 自分はほんの少し …いや、すんごく 傷が痛んでしかたがなかった。 言い終わって 一息ついて 姫は私に 「泣け。」 と、 ささやきました。 それから 腕をまわして 私を包み込みました。 ***