それから
また時は過ぎて
元部活仲間のN氏と
カラオケへ行った時の帰り…
「アイツは
わかってて
それでも
フられてこいって
…そういう意味だろ?」
「…でも、」
少し迷ったような顔をして
N氏は言いました。
「受験生にとって
1月なんて
やば大変な時に
メールきたからねー。
どうしようって。」
「は…?」
は?
何、それ……
「何、それ、」
「だからさ、
何も考えてない訳じゃ
ないと思う。」
まさかのところで
姫の愛情?を
垣間見てしまったのでした。
―「鳥のことで…」
…あぁ、あれは
事実だったのか。
***


