「姫、わけわからん。」 私は少し口を尖らせました。 「言われて傷つくよりも わかってて言われない方が ずっと辛い。」 ぼそっと呟くと それを受けてか姫は 「あたしだって悩んでんだよ…」 と独りごちて 机に伏せました。 そのあとに 鳥のことで… と付け加えたのを 私は聞こえないフリをしました。 ***