「告白タイムは終わった?」

俺は会話に乱入にする
いつまでたっても続きそうだしさ

「人を傷つけて得る幸せは、幸福とは言わねえんだよ
恨みから生まれる感情は、己を美しくしない
誰かに愛されたいと思っているなら、恨みを忘れろ
前を向け
後ろを振り返るな
あんただって幸せになりたいんだろ?」

春が唇をかみしめると、目に涙がたまっていくのがわかった

「貴方に言われたくないわ」

「ああ、言われないように努力しろ」

「五月蠅いわね」

春は俺を睨むと、病室を出て行った

「もう会うことはねえな」

「うん」

莉緒が暗い顔をして俯いた

「莉緒のせいじゃねえ
刑事事件になんなくて良かったよ」

俺はにっこりとほほ笑んだ