『さてと、ここには光玉のかけらがないみたいやし、さっさとタツキんとこ行こ』

『そうじゃの〜』

リュウトと神様は二人揃って階段をのぼり始めた。


−3、4階フロア−


『こんだけ探してもないみたいだし、もうこのフロアにはないんじゃないかな』

ケンゴは探し疲れてその場に座り込んだ。

『そうねぇ〜、じゃあ他の階に行きましょうか?』

レイラがそう言って階段の方へ歩き出すと、突然家電製品達が暴走し始めた。

『な、何よコレ?…キ、キャアーーー!!』

勝手に動き出した掃除機が、辺りの物を吸い込みながらレイラを追いかけていた。

『…レイラ頑張れ』

ケンゴは人事のように状況を一人静かに見守っていた。

『ちょ、ちょっとぉ〜…見てないで助けなさいよ!!』

レイラは逃げ回っていた。

『ったく、仕方ないなぁ〜』

ケンゴは立ち上がりシャインソードを構えた。