桃太郎とおばあさんは話し合って女の子の名前を決めました。

おばあさんの意見が通り女の子は「かぐや」と言う名前になりました。

桃太郎は竹から生まれたなら「竹子」が良いと言いましたが、

どうやらかぐやは桃太郎が苦手になってしまったようで、

桃太郎の言葉に対してほぼ無反応になったのでした。


月日は流れかぐやは美しく、そして逞しい人間になりました。

しかし此処で一つ問題が発生しました。桃太郎とかぐやの喧嘩が絶えないのです。

その理由はとてもくだらない内容ばかりでした。


「私は鬼退治なんかに行かないっての!」

「いや、お前はわしの後継者なんじゃよ。かぐや」

「そんなの知らないよ!」


この二人、喧嘩の所為で月から迎えに来た使いを追い払ったのです。

かぐやはどうやら月よりも喧嘩に夢中のようでした。