「…気付くの遅ぇって。」 「……ごめん、」 「俺がどんな思いでいたと思ってんの?」 「うん…、ごめん。」 「ったく、お前は…。」 ふっと笑った彼方が、少しだけ体を離す。 柔らかい夜風が ふわり、とあたしの髪をなびかせた。 幸せ、一粒 抱きしめて 涙、二粒 あなたに捧げれば 二人は、巡り逢えますか? くれた言葉に 嘘など、ひとつもないと 約束、してくれますか? それならば 二人を繋ぐ、この想いに 願いを、かけて。 ――7月7日―― あなたに、逢いたい。