順番は自然と決まった。


最初の者が前に出る。


有島雄とあの4人の中で真ん中ぐらいの体格をした男。


体格的には圧倒的に有島が有利。


『第一試合、開始』


その声を聞いて二人の戦いは始まった。


相手の男は武器を持っている。


スタンガン。


何処で用意したのだろう。


一方有島は何も持っていない。


素手で戦うつもりらしい。


一気に距離を狭め、男の腹を殴った。