「まずはオレから行く」


有島雄が名乗りをあげた。


体格の良いこの男は勝てる気がした。


「じゃあ、二番目は私」


残るは三番が最後。


相手が誰であろうと、蓮斗には不利。


そして、この戦いはオレに不利になるように仕向けられている。


どちらも不利なら、関係ないか。


「オレは最後で良い」

「僕は三番目」