「ち、違う!」

「焦る所が怪しい」


心を見透かされる気分だ。


女って怖ッ!


「さて、冗談はこの辺にして」


冗談だったのかよ。


焦って損した。


この女は何を考えているかが全く読めない。


そして、何かを隠している。


「ゲームを始めないとね」


静かにドアを開けて部屋に入った。