暫く沈黙が続いた。 これは気まずい。 恐ろしい程に気まずい。 先に口を開いたのは兵藤の方だった。 「見ましたか…」 「何、を」 「メール」 何て言えば良いのか判らなかった。 見られれば見た者はゲームに参加させられる。 だけど、俺はもうプレーヤー。 既に参加はさせられている。 「見た」