「逃げてばっかりじゃゲームじゃねーぞ!!」


男は笑いながら叫んだ。


何処かがイカれてる。


このゲームは全てを壊した元凶。


終わらせないと一刻も早く。


こんな死のゲームなんか。


オレは男の異変に気が付いた。


(さっきから、左ポケットに手を入れたままだ…もしかしたら)


多分、大切なものを護りながら戦いをしている。


オレの答えはそう決められた。