少しは忘れられたが、すぐに思い出された。 参加すれば確実に死ぬ。 だが、参加しなくても死ぬ。 選択肢が存在しない。 授業中は普通にしてたいが集中出来なかった。 考える事は一つだけ。 流石にいつもと違う様子に気付き始めた柚魅。 「何かあったか?」 「いや、別にねーよ」 「三枝くん何かあったの?」 隣にいる兵藤も話しかけてきた。