だが、心の中は混乱だらけ。 平然でなんかいられない。 その時、チャイムが鳴った。 チャイムが鳴ってしばらくすると担任が教室のドアを開けて入って来た。 のんきそうな顔。 今の状況でその顔を見ると苛々してくる。 「今日は転校生を紹介する。入りなさい」 入って来たのは髪が腰ぐらいの女の子。 髪色は赤みがかっている。 日本人離れした顔立ちにスカイブルーの瞳。