たこの形にしたウィンナーを、ほおばる。 次に、卵焼き。 ごはん。 もくもくと口を動かして、飲み込む。 ただ、それだけの作業。 さわさわと風が葉を掠める音だけが聞こえ、あたりはとにかく、静かだった。 今までは、毎日がそうだったはずなのに。 これが普通だった、はずなのに。 空いた隣が 静寂が 物足りなくて 寂しい、と思った。 「……何なんだ、これは」 きゅうっと締め付けられる胸に手を当てて、ぽつりと零した。 こんな痛みを、私は知らない。