「…ね、鉄子?」 「ん?」 「私、むいてない…のかな? このままじゃプロになるのなんて 夢のまた夢… フリーで負けまくりだし… インディーでさえ…」 「いや、Sister、お前は天才だって…。」 鉄子が立ち上がった。 私は、座ったまま。 「ただ、女なんかにゃ…って思ってるんだよ、男共はさ。 判定する客は男ばっかだろ?」