「大丈夫だよ。いい人だもん、直哉は……直哉で良いよね?」 「いいよ、全然」 何故こんな落ち込んでいる状態で、入団まで決意したのかは正直分からなかった。 ただ彼等の芝居が凄く心に残っていた。非常に感動した。 俺の精神状態もあったのだろうが、涙まで流してしまった。 彼等の芝居に因って俺は勇気付けられ、励まされた様な気がした。 俺自身、昔演劇を始めた動機がそこにあったから、彼等に共感したのだろう。 こうして俺はまた芝居をすることになった。