あははと笑って、園長室を出た。


 ふぅ~。緊張したぁ。私たち、子供たちに何か悪いことしたのかと思ったょ・・。


 「オレもそぉ思ってたし~。怖かった」


 「早速今日からだろぉから、夕方遅くなるだろぉね。親に連絡しとかないと」


ごもっともなことを勇志くんが言ってくれた。


いっせいにケータイをいじる電子音。



そんないつものような一日が、壊れてしまうなんて、
このときは思ってもいなかった・・・。