久々に、まともに山田くんの泳ぎを見た。 入部当時の死んだような泳ぎがウソみたいに (てか、演技だったんだけど…) 山田くんは長い手足を使って伸びやかに、軽やかに、クロールを泳いでいた。 「確かに…、すごいですね。もっと練習すれば、インターハイも夢じゃないかもしれないですね。」 斉藤先生は、山田くんの泳ぎに目をみはった。 「俺よりすごいんですわ。あっさり追いつかれてもうて…」 「まあ、俺が最初に見つけた金の卵だからな。ちゃんと育ててやってくれ。」 瀬戸先輩と渡先生の絶賛はすごかった。