「莉央は息継ぎの時、顔を上げ過ぎな。もっと楽に、手を回す時に自然と顔が横になるだろ?」 渡先生は自分でも腕を回しながら、私に指摘してくれた。 だけど、私は―――、、、 『莉央』って、 先生の言った私の名前にまだ驚いていて、その指摘も耳に入ってこなかった。