「はっあ!?麻木に何を言ったワケ? 大体、みんなでやるならマネージャーなんて最初からいらないじゃない! やる気がないなら、もう来なくていいから! 」 芹沢キャプテンはそう啖呵を切ると、大股で廊下を歩いて行ってしまった。 私の背景にはひび割れた壁にガーン!!! と出ているに違いない。 怒られたショックで硬直してしまった。 「こっえ〜〜!」 ちゃかした声で現実に戻された。 いつの間にか仁科が横に立っていた。 教室のドアからは紗絵子が真っ青になりながらこっちを見ている。 .