それからだんだん意識が朦朧としてきた。


「どうしましたか?」


小百合お姉さんの声だった。


だが、あたしに口を開く力は残ってなく、答える事は出来なかった。


助けて…


あたしは強く思った。


助けて…先生…


そう思ったのが最後、あたしは意識を失った。