先生がくれたもの~運命に導かれて~



あたしは小西先生の顔を見た。


確かに先生はかっこいい。


だけど…まだほとんど喋った事もないよ?


これって一目惚れ?


「瑠璃ちゃん、」


「あ、はい!」


「終わったよ。」


「え?もう終わったの?」


「終わったよ。オレ、注射上手いだろ?」


「うん。先生、上手だね。」


あたし全く気づかなかった。


先生、マジで注射上手いんだ。