瑠璃は少し驚いたように、だけど何処か納得したような顔をした。
「そうだったんだ。」
「あぁ。」
「あたし、すっごい幸せなんだね。」
「当たり前だろ?オレのお嫁さんなんだから。」
「…そっか。あたし、先生の前でウェディングドレス着たんだよね?」
「そうだよ。」
「良かった。」
「え?」
「良かったって。先生の前でウェディングドレス着れて、あたしきっと、本当に幸せだなって。」
「瑠璃…」
オレは思わず瑠璃を抱き締めた。
記憶がなくなってもなお瑠璃がそう言ってくれた事に、言葉では表現出来ない何かを感じた。



