先生がくれたもの~運命に導かれて~



「あれ?小百合お姉さんは?」


いつも検査は小百合お姉さんがやってくれるのに…


「宮森さんは今他の患者さんの方に。今日から新しい患者さんの方も担当する事になったみたいだよ。」


「そうなんだ。」


「じゃあ、血液採るよ。」


そう言って小西先生はあたしの腕に触れた。


あれ?


ヤバい…あたし…


ドキドキする。


触れられただけなのに…