それから3日間、あたしの生活は当に地獄そのものだった。


あたしは病院を追い出され、苦しくても何してもすぐに医者に係る事が出来なかった。


家だって入院前に住んでいた所を失い、お母さんの実家で生活している。


そして、その実家が本当に最悪だった。


あたしのお父さんとお母さんは政略結婚だった。


だからこその付き合いがあったし、お母さんの方のお爺ちゃんもお婆ちゃんも、お父さんの社会的成功を誇りに思っていた。


だが、栄枯盛衰と言う諺通りに崩壊していったあたし達に、お爺ちゃん達は優しくはなかった。


お母さんと、孫であるあたしには優しかったが、選挙に落ちた義理の息子であるお父さんにはとても冷たい対応をしていた。


そのせいでお父さんとお母さんに出来た溝はどんどん深まるばかりだった。


あたしは2人を何とかしたかったが、その事に十分構ってられる程の体力もあたしにはなかった。


そんなもう精神的にも限界が訪れかけたある日、あたしの家に一本の電話がかかってきた。