先生がくれたもの~運命に導かれて~



「確かに休みという言い方は良くないね。正しくは研修だよ。手術の。」


「研修とは?」


「小西君は今回の手術の中でやる処理の中でまだ未経験のものがあると聞いたのだが、それに間違いは無いね?」


「…はい。確かにあります。」


「その処理を使った手術を明日行う病院があるのだが、そこに行ってその様子を実際見に行ってはどうだね?」


「本当ですか?!」


確かにそうだった。


瑠璃の手術にはたくさんの難しい処理がある。


その中に1つだけオレがまだやった事のないものがある。


実を言うとオレはそれがネックだった。


だが、一度その場で見る事が出来たならそのネックも大分なくなるはずだ。


オレはラッキーだと思った。


「行きます。その病院を紹介して下さい。」


「君ならそう言ってくれると思ったよ。北西第五病院だよ。」


「北西第五病院ですね。ありがとうございます。」


「あぁ。手術頑張ってくれたまえ。」


オレの中に光が満ち溢れた。


これなら手術が成功する確率もグンと上がる。


オレは晴れやかな気持ちで院長室を出た。