先生がくれたもの~運命に導かれて~



「ご免な。」


話し終えると先生は優しく抱き締めてくれた。


「うん…」


「でも、オレは瑠璃のことちゃんと好きだから。」


「うん。」


「本当にご免な。辛い想いさして。」


先生はあたしの頭を優しく撫でた。


あたしはその優しさに確かな愛を感じた。


「あたしの方こそご免ね。」


「何で瑠璃が謝るんだ?」


「…先生のこと疑っちゃったから。」


「いいよそんなの。悪いのはオレだ。」


先生はそう言ってあたしを離した。


そして