手錠のかけてある右手で鍵を掴もうとした


総吾の回していた鍵がヒューン…と窓の外に出て行った

「Σテメェ…バカか!」

「アーア…やっちゃったねェトシくーん」

「Σなんで俺のせいなんだよ!」

「やっちゃいやしたねェ…綾方さん」

「Σだからなんで俺のせいなんだよ!」

「ハァ…めんどくせェ。探しに行くぞー」

俺達は階段を下りて行った

「オイ…今俺は右から中庭行きてェんだが」

「へェ〜俺は左から行きたいんでね」

「うるせェ…俺は今日は右しか進んじゃちゃいけねェて朝の占いで出てるんだよ」

「あァそう。俺は右に悪魔が居るようにしか見えねェケドな」