トシは噛み付くような目付きで俺を睨んできたと思えばまた優しい目付きに戻りカナの頭をポンポンと叩いて教室に入っていった

それに応じるが如くカナも教室に入っていく

口ベタなあいつと違って俺ならそこで食うけどな…

俺も後に続いて入って行った

「あ高杉君来たんだ」

レイナが冷たく言う

こいつの傾向は知ってんだよ…

クククッ、ツンデレ…

こういう女は崩しがいがある

「やぁ高杉先輩じゃねぇですかィ」

「テメェもたしか風紀委員か」

「おいレイナ。俺は面倒臭ェからやった提でよろしく」

「Σ出来るか!」

「テメェに言ってねぇんだよ?綾方くぅん」