心も体も幸福感に満たされたあたしは―…


優の温かいぬくもりに包まれながら

いつの間にか、眠りについていた――…。






目が覚めたら。

となりには、スースーと寝息を立てながら、気持ちよさそうに眠る、優がいて―…。




「―…………」




昨日の出来事は
夢なんかじゃなかったんだと、安心感に包まれる―。






優の寝顔を見つめ、

その茶色に染めらた、柔らかい髪をそっと撫でると。



寝顔まで、綺麗で可愛いくて。


とても愛おしくて、たまらない気持ちになってしまうものだから…。



あたしは優の唇に

そっと口づけをした――…。




この寝顔を独り占めできるのは


"彼女の特権"…だね…。




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