テレビの音が、BGM変わりに流れてきて。
『何か話さなくちゃ…』
そう思ってはみるけれど。
あまりの緊張のせいで、あたしの頭の思考回路はうまく働いてはくれない…。
『どうしよう…?』
なんて、ひとりパニくっていると…。
「…でも、ほんとよかった。
また美衣と、こうして一緒にいられることになって」
そう言って、
優はふわりとあたしを抱き寄せた―…。
―……………!!
あたしの心臓は、突然のことに驚いて。
バクバクとうるさいくらいに暴れ出している…。
「もう何があっても
絶対に離さない…。」
そう言って…
さらにキツく抱きしめられる、あたしのカラダは…
全身に熱がまわって、熱く火照っていく―…。
「あたしも…
もう絶対に離れたくないよ…」
あんな後悔は
もう二度としたくない…。
.



