モノトーンで統一されている、2DKの部屋。
ところどころに、観葉植物なども飾ってあって。
散らかっているどころか、きちんと整理整頓されている。
「へ〜え、けっこうキレイにしてるじゃん♪」
この部屋に来て、優が几帳面で、綺麗好きだということを思い出さされた。
「そうか?
まぁテキトーに、そのへん座ってて」
そう言われて…。
「うん…」
あたしは黒いベッドに、ちょこんと腰かけた。
今、こうして
優の部屋にいるなんて―…
なんだかまだ
幸せな夢でも見ているみたいだよ―…。
だって、今日一日で。
優にまた
再会することができて―…。
別れてからの2年間も
お互いにずっと想い合っていたことが解って―…。
そしてまた
こうして付き合うことができたなんて―…。
幸せすぎる出来事の連続なんだもん―…。
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