「ゆっ…優…!?」 バクバクと騒ぎ立てる、胸の鼓動――…。 胸がキュッと締め付けられて… 呼吸することすら苦しいよ…。 そんなあたしの耳元で 「…俺も」 そう囁く、優の声が聞こえて―…。 「…え…?」 一瞬、空耳でも聞こえてきたのかと、自分の耳を疑った…。 だけれど… それは空耳なんかではなくて… 「俺も… 美衣のことを、ずっと忘れらんなかった…。 今でも美衣が 好きなんだ…。」 ―……………!! .